「Marketing4.0、次世代マーケティングプラットフォーム研究会」レポート
文:大下文輔
ターゲット企業に面でアプローチして効果を上げるABM
次世代マーケティングプラットフォーム研究会はマーケティングに関わる個人が任意で参加する勉強会で、会員数5,400人と、同様のものとしては最大規模を誇る。会員アンケートにより設定された第10回総会のトピックは、アカウントベースドマーケティング(ABM)である。すなわち、ABMはマーケターの関心が高い話題の1つであると言えるが、折しもこの総会の翌週に『究極のBtoBマーケティングABM(アカウントベースドマーケティング)』が刊行され、基調講演はその著者である庭山一郎氏によるものであった。
「BtoBマーケティングのニュースタンダード ABM」という講演タイトルが示す通り、ABMは今後、マーケティングの主流に位置するものとして捉えられている。庭山氏によれば、米国において、近年のBtoBマーケティングのさまざまなカンファレンスの主題がABM一色と言って良いほどだそうである。
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